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「鉄血」を見ていたら

脳内松風ブームが再来した上に、作品のクオリティの低さにストレスが溜まりまくってしまったので、ずっと見逃していた「ヨルムンガンド」をレンタルして見てみました。
うん、なかなか面白いですな。
プロ同士が、至近距離で撃ち合っても全く当たらない銃撃戦…とかは、かなり無茶苦茶だけど(; ̄ー ̄A
そういう部分に目を瞑れば、かなり楽しめる作品ですわ。

何より、出番は少ないながらに、これはかなり良い松風!って感じなのがタマランのです。
こういう、邪気の塊過ぎて逆に無邪気!!…ってタイプのヒール役が実に上手いよなぁ…松風。
「快感フレーズ」の頃から応援してた身としては、よくぞここまで成長してくれた( ;∀;)…って気分にw

んで、「ヨルムンガンド」の松風。
いや~、マジでこれは良いヒールっぷりだった。
飄々として掴み所が無く、軽薄そうで無邪気な感じなのに、底の見えない不気味さがあって、スゲー魅力的。
「ガルマが元ネタ」って情報無しに見たら、ガエリオもこっち系のヒールに見えてたんだよなぁ。
ガルマに見せかけて、実はマクギリスより強いんじゃね?…って雰囲気まであったもん。
それが、首絞め以降……ガルマどころかネタキャラやん!
てか、何も悪い事してない普通の小者なのに、むしろ被害者なのに、DQNどもにバカにされて可哀想( ノД`)…
…って雰囲気になっちゃったのが、スゲー残念。
ヒールキャラって、凄い重要なのになぁ。
主人公達の境遇より、公式のガエリオの扱いの方がよっぽど可哀想に見えるもん(´・c_・`)
「鉄血」スタッフって、頭おかしいよ。

んで、「ヨルムンガンド」に話を戻そう。
登場人物総ヒール!状態で、とにかく悪人同士がバカバカ殺し合ってる所が、大変爽快な作品です。

主人公は、武器商人のココ・ヘクマティアル。
武器商人の娘として生まれてしまったが為に、その運命から逃れる事が出来ない女性。
必用最小限の殺ししかしない彼女は、武器商人という仕事も、戦争も、世の中も、人間も大嫌い。
唯一愛してるのが、自分の仲間達。
父親を腹の底から憎んでいる。

そんなココに雇われた少年兵のヨナは、この作品のもう1人の主人公。
自分の親を殺した「武器」を憎みながらも、兵としてしか生きる事の出来ない少年。
つまり、ココと良く似た境遇なのだ。

さて、そんなココ&ヨナと同じ境遇に居ながら、全く逆の人間に育った男が居る。
それが、松風演じるココの兄・キャスパー。
自分の境遇を嫌悪し、殺しの無い世界を求めて足掻くココ&ヨナに対して、キャスパーは自分の境遇を最高に楽しんでいる男。
とにかく武器を売るのが大好き。
戦争が続く世の中が大好き。
殺し合う人間が大好き。
例え自分が殺されかけても、それが楽しくて仕方がない(「ペラペラに薄い日本刀ですよ!」にはワロタw)。
とんでもない悪党なのだが、この修造並みのポジティブさは、非常に魅力的で憎めない。
何だかんだで、人生は楽しんだ者が勝ちだ。

そんなキャスパーは、決して主人公達の敵キャラでは無い。
むしろ、ココとは協力関係にある。
最初は敵対していたヨナも、途中からは協力関係になる。
だがしかし、もしこの作品に続きがあったとしたら、ラスボスはきっとこの人なんだろうな…と思わせるキャラだったりする。
そしてきっと、この人は絶対に負け無いんだろうな。
例えココやヨナに殺されたとしても、本人は楽しみながら死んで行くんだろうな。
逆にココとヨナは、何も報われ無いんだろうな…。
…てか、ヨナはともかく、ココはキャスパーの事を嫌いじゃ無さそう。
だって、根っこの部分は完全に狂ってるけど、人としては滅茶苦茶信用出来るんだもん(; ̄ー ̄A
何だかんだで兄を頼ってるしね。
兄貴がこんな人なのも、結局は父親のせいだしね…。

んで、これから先は完全にネタバレなんだけど、戦争を嫌うココは終盤に、すげーコンピュータを作って、飛行機の飛べない世界を作ろうとします(…と書くと、すげー頭悪そうですが、もうちょっと頭が良さそうな表現をしてます)。
飛行機だけではなく、ミサイルも飛びません。
人類から空を奪えば、戦争が出来なくなる大作戦!です。
おいおい、そんな事したら経済的に大ダメージ受けて、自殺する奴が多数出て来るだろ?
多分、計算以上に死者が出るぞ!?
…なんて思ってた時に、キャスパーがとても良い仕事をするのです。
「それで本当に戦争が無くなると思うのかい?」
キャスパーは言います。
空が使えなくなれば船を使う。
船がダメなら陸を使う。
銃がダメなら棍棒を売る。
それが武器商人だ。
…と。
そう、人は武器を奪われた所で、最後は素手でも殴り合う。
ココがやろうとしてる事は、単なる迷惑行為だ。
視聴者の大半は、このキャスパーの言葉の方が世の真理だと思うだろう。
しかしそこが、この「ヨルムンガンド」の重要な所なんです。
作者はちゃんと分かってるんです。
ココの行動に対して疑問を持つ視聴者(読者)が居る事を。
そんな、ココの言動のイカレっぷりに置いてきぼりを食らってしまった視聴者の為に配置されてるのが、キャスパー兄さんなんですな。
キャスパーの方に共感出来ちゃうのは非常に残念な話ですが、作者はちゃんと主人公がおかしい事を分かって描いてるんです。
そこ、凄い重要なんです。
「鉄血」は、誰も鉄華団の行動を批判しないから気持ち悪いんです。
作者は、このクソガキどもを正義だと思って描いてるんじゃないか?…という不信感が芽生えて来て、とても不快な気持ちになるんです。
それが致命的にダメなんです。

ところで私、この作品を見ながらふと、「鉄血」のオルガと三日月って、もしかしたら「ヨルムンガンド」のココとヨナみたいな関係を描いてるつもりなのかな?…って思ったんですわ。
高い戦闘能力を持った仲間達を指示するココと、そのココに雇われた無口な少年兵ヨナ。
構図は凄い似てると思った。
ただ大きく違うのは、ココは仲間達の雇い主であるという事。
オルガと違って、何もしなくてもリーダーになれる、そのバックボーンがちゃんと描かれてる所。
オルガの場合、リーダーである前にまず皆と同志なんだから、その中で彼が何故リーダーたりえるのか?…って部分をちゃんと描かなきゃならないのに、現状では何も無いんだもん。
このスタッフ、ちゃんとキャラ設定はしてるんだけど、その設定を視聴者に伝える努力を一切してないよね┐('~`;)┌

そして「ヨルムンガンド」のヨナは、三日月と違って、己の殺人行為についてちゃんと思い悩んでいるんですな。
あと、自分の幸せではなく、仲間達の為に殺人行為をしている所も全く違う。
いきなり、勘違いで無実の人を殺そうとしたりもしない。
ヨナの殺人行為は理解出来るし、見ていて「報いを受けろ!」…なんて全く思わない。
逆に「誰か、この子を救ってあげてくれ…」と素直に思える。
…本来なら、こう描くべきだよな…三日月は。
……オルガの方は、根本から大失敗してるから、修正しようも無いけどね┐('~`;)┌
何はともあれ、鉄華団の破滅エンドしか納得行かないアニメになっちゃったよな…「鉄血」は。
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